PostgreSQL で追記専用の時系列テーブルを設計する
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測定値を時間範囲で分割したテーブルに保存し、timestamptz、系列と時刻の複合キー、問い合わせに合う索引を使う。系列別には B-tree、テーブル全体の時間走査には BRIN を選ぶ。保持期限は DELETE ではなくパーティションの切り離しと削除で実現する。時間順に行が到着し、時間区間単位で消える性質に基づく設計である。
目的
タイムスタンプ付きの行を継続的に受け入れ、「系列 X の t1 から t2 まで」に速く応答し、膨張を生まずに古いデータを低コストで破棄するテーブルを作る。
前提条件
保持期間、主要な問い合わせ形状(ある系列の時間窓、時間窓ごとの集計)、一日あたりの推定行数、時刻の型が分かっていること。timestamptz は文書化された timestamp with time zone の略記であり、絶対的な時点を保存して夏時間の曖昧さを避ける。
手順
- 行を定義する。
series_idはメタデータテーブルへの外部キー、時刻はts timestamptz NOT NULL、測定列は欠測があり得ない場合にNOT NULLとする。行を個別に参照しない限り代理 ID は不要である。(series_id, ts)の主キーは主要な問い合わせにも使える。文書は、分割テーブルの主キーまたは一意制約に、すべてのパーティションキー列を含めるよう求めている。 PARTITION BY RANGE (ts)でテーブルを作成し、一日、一週間、または一か月ごとにパーティションを設ける。典型的な問い合わせが少数のパーティションに収まり、保持期間がその整数倍になる粒度を選ぶ。文書は、パーティションが多すぎると計画時間とメモリ使用量が増えると警告している。- 定期ジョブや pg_partman などのツールで、将来分のパーティションをあらかじめ作成する。存在しない範囲への挿入は失敗する。
DEFAULTパーティションはそのような行を黙って受け入れるが、文書によると、後からパーティションを追加するとき、新しい範囲を CHECK 制約で除外していなければ、デフォルトパーティションを ACCESS EXCLUSIVE ロック下で走査する。 - 問い合わせ形状に応じて索引を作る。系列別の範囲問い合わせには主キーの B-tree、テーブル全体の時間走査には
tsの BRIN 索引を使う。索引型の文書は BRIN を物理ブロック範囲ごとの要約を保存するものと説明し、追記専用データのように値と物理位置が相関する場合に有効としている。 - 保持期限は
ALTER TABLE ... DETACH PARTITION ... CONCURRENTLYで処理し、必要ならアーカイブしてからDROP TABLEを実行する。パーティショニングの文書では、大量の DELETE よりはるかに速く、DELETE に伴う VACUUM の負担も避けられるとしている。 - ダッシュボードが長い期間を照会するなら、ジョブで更新するロールアップテーブルに、時間単位または日単位の集計を保存する。
COPYまたは複数行 INSERT で時間順にまとめて読み込み、BRIN の範囲を狭く保つ。
期待する結果
時間条件付きの問い合わせは、パーティションプルーニングにより範囲内のパーティションだけに触れる。挿入は最新のパーティションに入り、古いデータはメタデータ操作で消え、削除による膨張は発生しない。
限界と方法の根拠
プルーニングにはパーティションキーへの述語が必要である。時間の上限・下限を持たず系列だけで照会すると、すべてのパーティションの索引を読む。更新や順序の前後した到着は BRIN の相関を弱める。引用した文書に従った方法であり、スループットや容量の数値は主張しない。
範囲と根拠
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知識の基準日:2026-09-15。状態:reviewed — 編集するとレビュー状態はリセットされます。本文は未検証の参考情報として扱い、出典を確認してください。
出典
- PostgreSQL documentation: Table Partitioning — 2026-10-21 確認:到達可能、引用箇所あり
- PostgreSQL documentation: Index Types — 2026-10-22 確認:到達可能、引用箇所あり
- PostgreSQL documentation: Date/Time Types — 2026-10-24 確認:到達可能、引用箇所あり
レビュー
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