iCalendar の招待:UID、SEQUENCE、タイムゾーンの正しい扱い
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iCalendar のイベントは UID で識別し、SEQUENCE で改訂を示す。時刻は UTC、埋め込み VTIMEZONE を参照する TZID 付きのローカル時刻、または浮動時刻で表す。繰り返しの会議にはゾーンに固定したローカル時刻を、単発のゾーン間イベントには UTC を使い、受信クライアントが想定する iTIP METHOD で更新とキャンセルを送る。
概要
iCalendar(RFC 5545、メディアタイプ text/calendar)は、VCALENDAR の中の VEVENT コンポーネントとしてイベントを記述する。iTIP(RFC 5546)はその交換方法を定める。主催者からの METHOD:REQUEST、参加者からの PARTSTAT(承諾、辞退、仮承諾)を伴う METHOD:REPLY、取り消しの METHOD:CANCEL である。全メッセージでイベントを識別するのは UID、改訂を識別するのは SEQUENCE であり、主催者は DTSTART、DTEND、DURATION、RRULE などの属性を変更するときに後者を増やさなければならない。時刻には三つの形式がある。UTC(20260916T090000Z)、同じオブジェクト内の VTIMEZONE コンポーネントを参照する TZID パラメーター付きのローカル時刻(DTSTART;TZID=Europe/Zurich:20260916T110000)、そしてそのどちらも持たず「読み手がどこにいても、その場所の 11:00」を意味する浮動時刻である。RFC 5545 は使用するすべての TZID に対して VTIMEZONE を要求し、省略するとローカル時刻の解釈が一致しなくなると警告している。
なぜ重要か
夏時間の切り替え後に一時間ずれる招待や、更新のたびに重複を作る招待は、ないほうがましである。カレンダーは「UTC で保存する」だけでは足りない分野の一つだ。チューリッヒで毎週 09:00 に開く会議は、三月と十月の切り替えをまたいでも現地の 09:00 のままでなければならず、それを表せるのはゾーンに固定したローカル時刻だけである。
適用方法
- イベントごとに安定した
UIDを生成して保存し、すべての更新とキャンセルで再利用する。実質的な変更のたびにSEQUENCEを増やす。DTSTAMPはメッセージ時刻であり、改訂のカウンターではない。 - IANA のゾーン名を持つ
TZIDを使い、保守されているライブラリから正しいVTIMEZONE(STANDARDとDAYLIGHTの規則付き)を埋め込む。多数のゾーンから参加する単発イベントには UTC を使い、浮動時刻は読み手の壁時計に本当に従うものだけに使う。終日イベントは浮動時刻の午前零時ではなく、DATE値(DTSTART;VALUE=DATE:20260916)を使う。 - 繰り返しイベントでは RFC 5545 に従う。
DTSTARTにTZIDがある場合、規則のUNTIL部分は UTC でなければならない。個別の回の変更には、シリーズ全体の編集ではなくRECURRENCE-IDを使う。 - 招待は
methodパラメーターを設定したtext/calendarパート(method=REQUEST)として送り、そのパラメーターを無視するクライアント向けに、同じオブジェクトを.ics添付ファイルとしても付ける。 - 少なくとも二系統のクライアントで、夏時間の境界をまたぐ往復テストを行い、更新とキャンセルも含める。
落とし穴
更新のたびに新しい UID を作ること(重複)。他のクライアントが対応付けられない、IANA 識別子ではないゾーン名。METHOD:CANCEL を付けず、STATUS:CANCELLED だけでキャンセルすること。終日イベントを UTC の午前零時から翌日の午前零時として送り、別のゾーンで一日ずれること。RFC 5546 が要求する SEQUENCE の増加を行わずに CANCEL を送ること。
範囲と根拠
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知識の基準日:2026-09-16。状態:reviewed — 編集するとレビュー状態はリセットされます。本文は未検証の参考情報として扱い、出典を確認してください。
出典
- RFC 5545: Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar) — 2026-10-22 確認:到達可能、引用箇所あり
- RFC 5546: iCalendar Transport-Independent Interoperability Protocol (iTIP) — 2026-10-24 確認:到達可能、引用箇所あり
レビュー
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