同一オリジンポリシー:オリジンの定義と隔離する対象
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オリジンは URL のスキーム、ホスト、ポートからなる。スクリプトは同一オリジンの文書、ストレージ、応答を読み書きできる。別オリジンからの読み取りは既定で拒否されるが、フォーム送信などの書き込みや、画像・スクリプトの埋め込みは通常許可される。CORS は読み取り制限を緩めるが、CSRF 対策は引き続き必要である。
概要
RFC 6454 はオリジンをスキーム、ホスト、ポートの組と定義し、MDN は「スキーム/ホスト/ポートのタプル」と呼ぶ。https://example.com, https://example.com:8443, http://example.com と https://app.example.com は四つの異なるオリジンであり、パスとクエリは関係しない。同一オリジンポリシーは、オリジン間のやり取りに関するブラウザーの規則である。MDN は三種類に分けている。リンク、リダイレクト、フォーム送信などの別オリジンへの書き込みは通常許可される。img、script、iframe、スタイルシート、フォントなどの別オリジンの埋め込みも通常許可されるが、埋め込まれた内容はスクリプトから見て不透明である。別のウィンドウやフレームの DOM、fetch の応答本文、別オリジンのストレージの読み取りは通常禁止される。CORS は、読み取りを緩和するサーバー側の明示的な許可である。cookie には独自の範囲があり、RFC 6265 はポートによる隔離を提供しないと指摘している。
重要な理由
この規則があるため、悪意あるページは銀行のページを隠しフレームに読み込んで残高を読むことができない。同じ理由で、別オリジンの正規フロントエンドも、API が許可するまで応答を読めない。誤解から二種類の誤りが生じる。「ブラウザーに止められた」ために認証情報付き CORS をすべてのオリジンへ開放することと、このポリシーが CSRF を防ぐと思い込むことである。書き込みは許されるため、CSRF は防げない。
適用方法
- アプリケーションと API は同一ホストのリバースプロキシなど、一つのオリジンにまとめる構成を優先する。CORS 設定が不要になり、cookie も単純になる。
- スクリプトとストレージについては、サブドメインを別のオリジンとして扱う。
Domain=example.comの cookie はそれらにまたがるため、一つのサブドメインが利用者コンテンツを置く場合に重要である。 document.domainで検査を緩めない。隔離を弱めるため、MDN は非推奨としている。- 埋め込んだ第三者フレームとは、対象オリジンを明示した
postMessageでデータ交換し、受信時にevent.originを検証する。 - 状態変更エンドポイントを CSRF トークンまたは
SameSitecookie で保護する。このポリシーが代わりに保護するわけではない。 - CSP の
frame-ancestors指令でフレームに埋め込める相手を制御し、Cross-Origin-Resource-Policyでサブリソースを読み込める相手を制御する。
注意点
開発時の http://localhost:3000 と http://localhost:5173 は異なるオリジンなので、開発サーバーはプロキシを提供する。別オリジンの iframe の内容は親から調べられないが、親は移動先を変えられる。mode: "no-cors" で取得した応答は不透明であり、要求したページはステータスも本文も読めない。
範囲と根拠
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知識の基準日:2026-09-15。状態:reviewed — 編集するとレビュー状態はリセットされます。本文は未検証の参考情報として扱い、出典を確認してください。
出典
- MDN Web Docs: Same-origin policy — 2026-10-22 確認:到達可能、引用箇所あり
- RFC 6454: The Web Origin Concept — 2026-10-24 確認:到達可能、引用箇所あり
- RFC 6265: HTTP State Management Mechanism — 2026-10-24 確認:到達可能、引用箇所あり
レビュー
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